オ・モ・テ・ナ・シ


2020年、東京でオリンピックが開催されます。

今日、たまたま朝5時前に目が覚め、テレビでその決定の瞬間をリアルタイムで見ることができました。


招致委員の皆さんのプレゼンテーションはたいへんレベルの高いものであったように思います。

その中で、私が最も印象に残ったのは、滝川クリステルさんの「オ・モ・テ・ナ・シ」という言葉です。


私たちがふだん何気なく使っている「おもてなし」という言葉ですが、英語で言い換えようとすると、treatment,

hospitality, reception, entertainment, service などと色々な言葉で表現できます。

しかし、これらのいずれの言葉も「おもてなし」を100%表現できているかというと、決してそうではありません。

比較的近いと思われるのがhospitalityではないでしょうか。


日本プロジェクトマネジメント協会のオンラインジャーナルを参考にさせていただき「おもてなし」の語源を辿ってみます。

まず、「おもてなし」とは「もてなし」に丁寧語の「お」をつけたものだということです。


そして、「もてなし」には「モノを持って成し遂げる」と「表裏なし」という2つの意味があるそうです。

「表裏なし」とは、表裏のない心、見返りを求めない気持ちで、相手を迎え、接するという意味です。

つまり、「おもてなし」には、目に見える「モノ」と、目に見えない「コト」の両方が含まれています。


店に例えると、豊富な品揃えとリーズナブルな価格というのが「モノ」の側面です。これは、どこでもやろうとすればすぐにできます。

なので、皆、価格競争に陥ってしまいます。


そして、やさしい笑顔でお客様を迎えること、お釣りを渡すとき、お札の方向を揃えて渡すこと、温かいものと冷たいものを別の袋に入れてあげること、雨の中お客様の車まで商品を持っていくこと、これらすべて「コト」の側面です。

これも、やろうと思えばできます。

できますが、続きません。心がないと。


日本はほとんどの場合、こういった「コト」が当たり前のように行われています。

そして、この「コト」は外国人がマネたくても恐らくマネることはできないだろうと思います。

同じようなことはできると思います。でも、そこには心がありません。


なぜなら、その心は日本人独特のものだからです。

これは、何千年も前から日本人の中に培われた遺伝子からくるものだと思います。


「オモテナシ」は、アメリカにもフランスにもまして中国や韓国にもない堂々としたジャパンブランドです。

どら○モンやキ○ィちゃんのカブリモノはまねできても、「オモテナシ」だけはマネできません。


「モッタイナイ」や「カイゼン」のように「オモテナシ」も世界共通の日本語としてもっともっと広まってほしいものです。







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