繁盛の種


和歌山県の小さな港町の和菓子屋さんに                                                     ロールケーキ

とってもおいしいロールケーキがあります。

クリームのど真ん中に四角いキンツバが

ドーンと埋め込まれています。

その名も“きんつばなまロール”

4代目の店主が作りました。


しっとりケーキに甘くないクリーム

その真ん中につぶあんの金つば

美味しくないはずがない!


通販してないのでそのお店でないと買えない、

という、ある意味プレミア商品です。


ですが、店主はとても控えめで

そんな美味しいものを

ショーケースの一番下の棚に

ひっそり置いているのです。


そのお店は、もともと歴史の古い和菓子店で

大々的に販売しているのは

昔から伝わる名物のお餅です。

それはそれで美味しく、

その地域の定番のお菓子として愛され

一定の売上が期待できます。


なので、ロールケーキは、

どちらかというと、“おまけ”的な存在です。

このお店には、他にも店主が作った

見た目に楽しく、食べてもきっと美味しそうな

お菓子がたくさんあるのですが、

どれも昔ながらのお餅に幅をきかされ、

端っこで売られています。

でも、私には、そのどれもが磨けば光る

“繁盛の種”に見えてなりません。


磨けば光る“繁盛の種”は、

どこのお店にも会社にもさりげなく

ころがっています。

問題は、“さりげなく”なので、

なかなか気がつかないのです。


種を見つけて、

根付かせ

花を咲かせ、

実をならせる、

繁盛の基本です。


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